シルバーウイークに入り、天気の良い日が続きますね。気温も高く暑いくらいです・・・
外に遊びに行きたくなる気持ちもありますが、ここは9月末までぐっと我慢して庭の手入れにいそしんでいます。この時期はハチが多くなるので、ビクビクしながら庭に出ています。
さて、就業規則の作成依頼を受ける際に、作成の動機をお聞きしていますが、おおむね「社員が増えてきたので社内ルールをきちんと定めて一元的に管理しなければならない必要性が出てきたので」といった理由をお聞きします。
社員が増えることは会社の成長の証ですので、良いことです!その社員が、社内ルールが定まっていないことに不安を感じて退職してしまう、などと言ったことが無いように、このタイミングで整備していただくことは、健全な経営判断だと思います。
しかし、何か問題が起こってしまったので、就業規則を作成したい、と依頼されることも少なくありません。そうなりますと作成は大急ぎ、となりますのでこちらも予定返上で作成に取り組みます!
就業規則は厚労省からもモデル規程が開示されていますし、就業規則の実務書を買えばダウンロードサービスがついていたりしますので、私ども社労士に依頼する費用が「高い」と感じられる方も多いと思います。
感じ方は様々ですが、就業規則を作成する過程で私どもは、お客様の会社の仕事内容に応じて、労働時間その他の社内ルールを訴求して提案いたします。不必要なものは削除しますし、必要なものは加筆します。
会社(社長)の考え方をベースに、何故御社にこの規程は必要でないのか、また必要なのかを説明し、社員のパフォーマンスが上がってゆく制度設計をします。その過程で、労働関係諸法令の解説をし、多くの他社事例を紹介し、ご納得いただく規程を作成します。
作成過程で労働法についてかなり説明しますので、社長や担当者は就業規則が出来上がるころには人を雇用するうえで知っておかなければならない労働法について、理解していただくことになります。このことがとても大切であると私は考えています。また、一通り作成する中で、規程とは別に検討しなければならない問題が出てくることも多くあります。
賃金の定め方や評価の方法などです。次の課題になりますが、取り組みを開始する良いきっかけになると思います。
就業規則を作成する過程で、雇用に係る法的ルールを確認し、また会社にとって次の検討課題を認識できることはとても有意義かと考えています。